スコテッシュフォールドのハロちゃんは、7歳になります。5歳のときに避妊手術をしたのですが、その一ヶ月後に乳腺腫瘍が多数できました。もしかすると細胞レベルでは乳腺腫瘍があった状態で手術をしたために、免疫力がおち、それがきっかけとなって腫瘍が多数できたのかもしれません。腫瘍も乳腺全体にみられたため、ここは、さらに免疫力が落ちる懸念のある外科的な手術で除去するのではなく、漢方治療で免疫力を上げる内科治療を、飼い主さんと話し合い、選択しました。幸いにもその後腫瘍はほとんど見られなくなり、1年半たちました。まだ漢方は継続しています。腫瘍というのは、やはり外科的にとり除くことができれば、それが一番よいと思います。が、なかなかそれが一番の選択肢ではない場合も多く、いろんな条件を考えて、どういった処置が一番良いかを、飼い主さんと話しあいながら、選んでいきます。
猫 乳腺腫瘍 | ||||||||
漢方治療専門どうぶつ病院 ハルペッツクリニック東京
[総合どうぶつ病院/愛知・春日井] |