シーズーのネネちゃんは、6歳になります。急に口をあけたまま閉じなくなってしまいました。口を開いたり閉じたりする筋肉の麻痺、炎症で、咀嚼筋炎とも呼ばれるちょっと変わった病気です。でもこうした筋肉の炎症もステロイドをつかわずに、漢方薬で治療できますので、一週間で治りました。今は写真のようにちゃんと口がとじれています。
月: 2013年2月 | スタンダードプードルのアリスちゃんは6歳。お腹のアトピー性皮膚炎がなかなか治らず、4年くらいステロイドを飲んできました。さらに背中や顔の左右対称の脱毛もあって、西洋の治療では治らないので、困っていました。そこで一度漢方薬を試してみようと、京都から来院されました。お腹に関しては、アトピー性皮膚炎の、背中に関してはアロペジアの漢方治療をして、1,2ヶ月でステロイドもぬけ、アトピーの痒みもコントロールできるようになりました。5ヶ月たった今は、背中の毛も生えてきました。ただ新らしく生えてきた毛は、濃い色なので、なんかモザイク状になっています。いつでも元気一杯です。
背中はモザイク トイプードルのあやめちゃんは6歳。脂肪織炎の治療で4件の動物病院に行きましたが、なかなかステロイド以外の治療をしてもらえないので、漢方での治療を求めて来院されました。2ヶ月で炎症もおさまり、一安心。でも脂肪織炎は免疫疾患と考えられますので、さらに免疫力をつけて、ちょうどこれから迎えるシニアの年齢を健康にすごすため、漢方薬は半年以上飲み続けてくれています。おかげで、脂肪織炎の再発もなく、病気もせず、元気です! フレンチブルのメグちゃんは、12歳。何年も苦しんだアトピー性皮膚炎を当病院で、昔、漢方薬で治療した経験があります。今もアトピー時のステロイドの長期投与で損なった、免疫力を補うためにも、漢方薬を飲んでいます。さて、今回は、目の病気です。目の表面(角膜)の傷に対して反応する染色液でしっかり染まるような潰瘍が角膜にできてしまい、2ヶ月にわたる西洋の目薬での治療では、修復はできませんでした(無反応性角膜潰瘍、表層ビラン)。そこで、漢方薬で、身体の中から、治療をはじめたところ、10日間で、染色反応しなくなり、潰瘍の治癒がはじまりました。 漢方薬治療後の目;緑の染色液にそまらくなった目の下半分。 もうすぐ13歳のメグちゃん。(左目は染色した後) |