月: 2014年9月

ブルドックの免疫疾患(皮膚炎、脂肪織炎など)

ブルドックやフレンチブルドックの子たちは、免疫力の弱い子が多く、よく皮膚病になったり、脂肪織炎などの免疫疾患になったりします。その場合に、西洋医学でステロイドなどで免疫力を落としながら治療するか、漢方薬で免疫力をあげながら、治療するかは、考えるべき大きな岐路です。

ブルドックのちいたんは、2歳。背中に2箇所、直径3cmと5cmの大きさの脂肪織炎と思われるシコリができ、痛みがでました。まず西洋医学の病院で、ステロイドで、痛みを一時的にとりました。ただ、それ以上小さくなることがなく、慢性化していたので、漢方薬で治療したいと、来院されました。2ヶ月でほぼ消失しました。ただその後、皮膚炎がこんどはお腹にできてきたので、それも漢方薬で免疫力をあげて、治療しました。治療の経過がすすめばすすむほど、免疫力があがり、毛並みがよくなるので、引き続き、漢方薬を継続しています。

猫の慢性の下痢(IBD)

雑種猫のちゃくんは、3歳。3ヶ月下痢がつづき、IBDとして、ステロイド治療するしかないので、それがいやで、漢方治療しに来院されました。一ヶ月でほぼ良便になりました。ただ、すこし油断すると、また下痢にもどったりしたので、半年たった今も、漢方治療をつづけてもらっています。ただ今の治療は、免疫力をあげる治療なので、いつまで飲んでも大丈夫です。(ステロイド治療は逆に免疫力を下げる治療になりますので、やめれたら早くやめないといけません)

ウエスティの慢性下痢

ウエスティのブランちゃんは、生後10ヶ月で、引き続く下痢で来院されました。一ヶ月の漢方治療で、ほぼ治療方針はたちました。若い時の慢性の下痢や胃腸がなんとなく弱いというような子は、身体を強くしながら治療する漢方治療が、適していることが多いので、是非試してほしいです。逆に、慢性にステロイドなどを使うと、胃腸だけでなく、身体全体が弱くなるので、要注意です。

ダックスの皮膚病

ダックスのべべちゃんは13歳。5年前からお腹の皮膚病が慢性化していました。ステロイドを飲めば治るのですが、完治はしません。そこで漢方治療をしに来院されました。10歳をこえて、ステロイド歴の長い子は、なかなか治療に時間がかかることが多く、時には、その依存症からステロイドが抜けない子もいるのですが、べべちゃんは、なるべくステロイドをつかわないでいたので、3ヶ月でほぼ完治しました。これからは、老齢になっていきますので、老化の予防に漢方を使ってくれるとよいと思います。

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