ダックスのチップちゃんは、3歳で急性骨髄性白血病の発症1ヶ月後に来院されました。1ヶ月間、二回の輸血と高濃度ステロイドの治療をして、肝臓の機能がこわれて、もうステロイドが増やせないと、主治医の先生もさじを投げられた後でした。
まず肝臓を治療しながら、白血病治療していきましたが、問題なのは、ステロイドを抜くことでした。
ステロイドが大量にはいっていたので、それを抜くのに一年以上かかりましが、腫瘍の漢方をやめれるまでに、すっかり完治しました。4年経過して、今は元気に暮らしています。
腫瘍の治療 | ダックスのチップちゃんは、3歳で急性骨髄性白血病の発症1ヶ月後に来院されました。1ヶ月間、二回の輸血と高濃度ステロイドの治療をして、肝臓の機能がこわれて、もうステロイドが増やせないと、主治医の先生もさじを投げられた後でした。 まず肝臓を治療しながら、白血病治療していきましたが、問題なのは、ステロイドを抜くことでした。 ステロイドが大量にはいっていたので、それを抜くのに一年以上かかりましが、腫瘍の漢方をやめれるまでに、すっかり完治しました。4年経過して、今は元気に暮らしています。 8歳のチワワのベルちゃんは、おりしに腫瘍ができ、悪性肥満細胞腫と診断されました。全身が赤くなって発作までおこすような症状をともなうものでしたが、漢方薬治療はじめてから、そのような赤みや発作がでることなく、半年以上腫瘍もはれることなく、すごせています。 肥満細胞腫は、そこの物理的な傷や炎症をおこすことなくすれば、ほぼ漢方薬で免疫力を上げることで、抑えられる腫瘍です。(ただし胃にヒスタミンがでるような末期の症状では間に合いません) チワワのミルクちゃんは9歳。1年前に下顎(顎の下)リンパや脇の下のリンパ節の腫れから、悪性リンパ腫と診断され、その状態の悪さから、抗ガン剤治療しても3ヶ月の余命と宣告されてしまいました。抗ガン剤を選択せず、当院で漢方治療をはじめて一年以上たちます。今年も元気に桜をみることができました。 抗ガン剤での治療で寛解しても、やはり再発する確立はたかく、しかも再発した場合は、身体が弱っている分、確実に癌が悪化しているので、もうそれ以上の治療はできず、多臓器不全で亡くなることが多いです。ただ、漢方薬で治療した場合は、一年も元気で生きている子は、再発の確立はかなり低く、身体の免疫力をあげている分、老化対策にもなるのが利点です。(癌が漢方薬で抑えられないくらい悪性度がたかければ、一年以上はなかなか生きられないです。ただし、たとえ亡くなっても癌による多臓器不全で苦しむ子はまずいません) 猫のこももちゃんは、12歳。乳腺がんの2回の摘出手術をへて、脈管侵襲という転移の兆候がみられたため、抗ガン剤とまよいながらも、漢方薬治療を1年前からはじめました。一年元気ですごし、大学病院の精密検査でも転移の兆候なしと、うれしい報告がありました。 ちょっと怒ってますけど。 トイプードルのココちゃんは3歳。去年、背中の注射のあとのしこりがなかなかなくならないので、すこし漢方で治療したことがありました。今回目の上に小さなイボができたので、漢方治療して、約一ヶ月で小さくなりました。もともと注射を打った理由はお腹が弱く、頻繁に注射打っている間にしこりができてしまったそうです。今は、漢方治療で、体質改善して、お腹も丈夫になったそうです。免疫力がおちると、胃腸が弱くなるだけでなく、やはりイボやしこりもできやすくなるので、若い間に漢方薬で、体質改善してしまうと、強い子になると思います。 目の上のイボ(左)、一ヵ月後(右)
黒のラブラドールのどんどんちゃんは、15歳。口の中、歯茎に、メラノーマという悪性腫瘍ができてしまい、漢方薬治療をしに、和歌山から来院されました。漢方飲み始めて、5ヶ月たちましたが、幸いにも、外からみてもわかる、口元の腫れは、ほとんどわからない大きさにまでちいさくなりました。ただ、年齢からくる腎不全の漢方治療を最近、始めることになりました。ガンだけでなく、総合的に、体全体の治療ができるのが、漢方薬治療の強みです。 来院時の写真、右側の口元がメラノーマで腫れています。(今はその腫れはひきました) 10歳の雑種のみくちゃんは、お尻にできものができ、他院でアポクリン腺癌と診断され、放射線治療をすすめられ、高齢なので、それがいやで、漢方薬治療に来院されました。漢方薬で治療して1ヶ月くらいで小さくなりました。細胞の病理検査では、肛門周囲腺腫と診断されました。半年たった今は、もうしこりもないです。漢方治療する場合は、アポクリン腺癌でも肛門周囲腺腫でも同じように身体に負担のない漢方薬で治療できるので、困らないです。西洋医学なら、癌と診断されたら放射線治療とか、抗ガン剤とか、かなり身体にダメージがあったでしょう。癌か癌でないかで大違いの治療法となるのが現状です。ですから、まだ腫瘍が悪性かどうかあやしい段階でも漢方治療は意味があると思います。 1月のお尻 みく2月 みくちゃん ダックスのシナモンちゃんは、9歳。口元のイボのような腫瘍ができ、一ヶ月くらい治らないので、単なる炎症や傷ではないと思い、漢方薬で治療してみました。3ヶ月ほどできれいになくなりました。おそらくこれは、良性の腫瘍かイボだと思うのですが、場所が悪いと、傷をつけて、悪性化することが怖いので、漢方薬で治療しておくことがあります。 今年の1月のできもの 4月の状態 6月の元気なシナモンちゃん ペキニーズのサラちゃんは、もともと皮膚病でステロイド飲んでいたのですが、2歳すぎで、再生不良性貧血を発症してしまいました。Ht(ヘマトクリット)が15%までおちるような貧血で他院で輸血やステロイド、造血ホルモンなどの治療をしてから、漢方薬治療を開始しました。ステロイドと造血ホルモンのみでは、改善しない貧血も、漢方薬を併用することによって改善することができました。ステロイドの低容量は必要だったのですが、肝臓などの臓器への負担もなく、一年かけて、ステロイドをなくすことができました。あとは再発しないよう免疫力を漢方であげていこうと思います。 15歳のジョンちゃん(オス)は、おしりに腫瘍ができてしまいました。病理検査して、悪性の肛門周囲腺腫瘍、腺癌の可能性ありということで、漢方薬治療をしました。2ヶ月でかなり小さくなりました。 来院時の様態 漢方薬治療2ヶ月後 |